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2024/01/22更新

その肩の痛みは生活習慣が原因かも?肩こりの原因と解消・予防方法

健康

 
同じ体勢を長時間していたり、事務仕事をしていたら、肩が随分とこってしまって痛い…という経験をした人も多いのではないでしょうか。

厚生労働省が実施した令和4年の国民生活基礎調査によると、男女ともにの自覚症状のある病の第1位に「腰痛」、第2位に「肩こり」であることがわかりました。
*参考元:厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況

もはや日本人の国民病ともいえる肩こりですが、原因に合った対処方法をしていないといつまで経っても痛みが残ったままの状態が続いてしまいます。

原因を究明し、正しい方法で肩こりを解消していきましょう。
 

肩こりの原因

 
肩こりに関係する筋肉は様々ですが、主に僧帽筋(そうぼうきん)という首の後ろから背中にかけてある幅広い筋肉が中心としてあります。

ほかにも肩甲挙筋(けんこうきょきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)なども肩こりの原因になる筋肉です。
 


 
また症状として、首すじや首のつけ根から、肩に強張っている感覚や痛みを感じるなどから、頭痛や吐き気を伴うことがあります。

これらが引き起こされる原因は数十種類以上もあるのですが、主に生活スタイルに問題を抱えている場合が多いとされています。

そのため同じ姿勢」「眼精疲労」「運動不足」「ストレスが肩こりの4大原因と呼ばれています。

ほかにも、首や背中が緊張するような姿勢での作業猫背スマホを見るなどの前かがみ姿勢精神的なストレスなで肩ショルダーバッグなども原因になります。

なぜ日本人に肩こりで悩む人が多いのか、生活スタイルの問題ももちろんですが、身体の作りにも原因があります。

欧米諸国の人々より、日本人の頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉が華奢であるため、肩にかかるストレスが多く血行不良になりがちなため、肩こりが起こりやすいのだといわれています。
 

病気が原因による肩こり


 
生活習慣が起因の肩こりだけではなく、病気によるものも存在します。
なかでも肩こりと混同されやすい四十肩・五十肩は、加齢に伴い、誰でもなりえる病気の一つです。

40、50代に多くなるためそのように呼ばれていますが、30代前半など、若くてもなってしまうことがあります。

正しくいえば四十肩は肩こりではなく、関節痛のうちの一つです。
肩こりは筋肉の緊張などから起こるものであり、洗濯物が干しづらくなった、肩よりも上のものが取りづらくなったなどの症状が現れた場合は、四十肩の疑いがあります。

ほかにも、関節リウマチの可能性や心筋梗塞の予兆であったりなど、肩こり症状を侮っていると危険です。

身体に不調を感じたら、かかりつけの医師に相談しましょう。
 

肩こり解消・予防方法


 
肩こりは誰でもなりえるものだからこそ、解消するほかに予防をすることが重要です。
 

解消方法

 
肩こりは筋肉の緊張が原因の病です。

ラジオ体操や簡単なストレッチを行うことで身体の血流を改善させ、筋肉の緊張を和らげることで肩こりの改善に繋がります。
 

  • 患部をマッサージする。
  • 患部を温めたり冷やしたりを交互に行い、筋緊張をやわらげる。
  • 安静にし、薬物療法を行う。

 
また、血行促進のため、身体を冷やさないように蒸しタオルで患部を温めたり冷やしたりを繰り返すことも有効です。

できるだけ湯船に浸かるようにしましょう。

ほかにも市販の湿布薬などを患部に貼ること、あまりに痛みが酷いようであれば局所注射を行うなどで痛みを緩和することもできます。
 

予防方法

 
肩こりにならないためには、予防をすることが非常に重要です。

筋肉の緊張をほぐし、血液循環を円滑にすることで肩こりは防ぐことができます。

運動不足などで血管が凝縮したりしないよう、普段あまり使わない筋肉も使うように心がけましょう。
 

  • 同じ姿勢を長く続けない。
  • 蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる。
  • 適度な運動や体操をする。
  • 入浴し身体を温め、十分な睡眠時間を確保する。

 
*参考元:日本整形外科学会 「肩こり」

 

正しく自分の体と向き合おう

 
肩こりといっても原因や症状は、人によって違ったりします。

自分の肩こりが生活習慣の改善で治るのであれば、意識を変えるように心がけましょう。

病気によるものの疑いがあるのであれば、病院で治療を受けるなど、自分に合った解消方法を見つけることが大切です。

痛みが和らげば集中力も上がります。
現場でパフォーマンスが発揮できるように、健康な身体でいるように意識しましょう。
 

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