2024/10/30更新
湿気った煎餅捨てないで!開封したてパリパリに戻す3つの方法
趣味
賞味期限は切れていないのに、お煎餅を食べたら湿気っていた…ということ、ありませんか?
噛んだときにミシッとして食感がよくないだけでも、捨てるしかないのかと諦めてしまいがちです。
しかし!湿気ったお煎餅は、パリパリに復活させることができるのだそう。
2種類のお煎餅を使って、3通りの復活方法を編集部が実際に試してみました。
目次
どれくらいで湿気るのか
購入したお煎餅は、どれくらいで湿気ってしまうのか、米菓の大手メーカーである亀田製菓と三幸製菓を調べてみました。
ホームページ内にあるQ&Aで「残ったお煎餅がどれくらいで湿気るのか」の回答が記載されています。
どちらの企業とも、
- 外袋から出した、個包装の状態で7日〜15日ほど
- 個包装から出した状態の場合、夏場で30分ほど、冬場で6時間ほど
で、お煎餅特有のパリパリとした食感がなくなってきてしまうようです。
個包装に入っていても、1週間あたりから湿気ってきてしまうのは、やはり外袋を開けたら早めに食べ切るのがベストということ。
しかしお菓子ともなると、気分や状況によって違うお菓子を食べたり、食べない日もあるため、1週間なんてあっという間にすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。
かといって、湿気ったお煎餅を食べないのはもったいない。
そこで、どうにかして食べられないかを調べてみたところ、3つの復活方法を見つけました。
今回使用したお煎餅は、サラダ煎餅に砂糖(白蜜)がついた「雪の宿」と、チーズが入ったあられにのりが巻いてある「チーズのり巻」の2種類。
3通りの復活方法を比較してみます。
湿気ったせんべいの復活方法①:冷蔵庫
一つ目は「冷蔵庫に入れる」方法。
三幸製菓のXに「少し湿気っただけなら冷蔵庫や冷凍庫に入れておくと、もとに戻ります。」とのことだったので、やってみました。
*参考元:三幸製菓 X
30分ほど冷蔵庫に入れた時点で食べてみました。
雪の宿は、まだまだ湿気っていて、食べられる状態ではありません。
チーズのり巻は、冷蔵庫に入れなかったものと比べると、冷えているせいなのか、パリっとした食感が少し戻っているように感じました。
ただ、まだ湿った感は残っています。
1日近く冷蔵庫に入れたものも食べてみました。
雪の宿は、相変わらず湿ったままです。
チーズのり巻は、30分入れたものよりもパリパリしています。
味も問題なく、美味しく食べられました。
「少し湿っただけ」というのが肝心のようです。
今回試した雪の宿は、かなり湿気ってしまっていたと考えられ、復活することはありませんでした。
しかしチーズのり巻の方は、冷やす前と冷やした後では、後者の方が美味しく食べられました。
湿気ったせんべいの復活方法②:オーブントースター
二つ目は「オーブントースターで焼く」方法。
こちらは三幸製菓株式会社 雪の宿のFacebookに投稿があり「200度のオーブントースターで1分半程度温める」とありました。
*参考元:三幸製菓株式会社 雪の宿 Facebook
雪の宿をオーブントースターで焼くと、見た目は砂糖(白蜜)の部分が茶色く焼けています。
温かいうちに食べてみると、湿気っていたとは思えないお煎餅のパリパリ・サクサク食感と美味しさです。
すこし砂糖の焦げた味もしますが、それもまたいい。
そして少し時間が経っても、サクサク感は残っており、美味しく食べることができました。
チーズのり巻の方は、一部あられのテカリがなく焼けているのがわかりますが、見た目はほぼ変わりません。
熱々を食べてみると、バリバリっとしていますが、できたてのような食感が!
そして噛んでいるうちに醤油の焦げた味がしました。
少し冷めた状態では、パリパリとさらに軽い食感。
醤油の焦げた味は残っています。
湿気ったせんべいの復活方法③:電子レンジ
三つ目は「電子レンジで加熱する」方法。
三幸製菓のXにも書かれていますが、インターネットで「煎餅 復活」で調べると、この方法が一番多くでてきました。
やり方は「お皿に乗せ、ラップをかけずに20秒加熱して、お煎餅を裏返してさらに20秒加熱する」とあります。
レンジで加熱した雪の宿の見た目は、加熱前と変わりませんでした。
お皿を見るとお煎餅が載っていた箇所に水滴がついており、水分が出たのがわかります。
温かいうちに食べてみると……サクッとしている!
ただよく噛むと、まだ少し湿ったときの味が残っているように感じました。
なのでさらに10秒ずつ加熱してみます。
温かい状態で食べてみると、先ほどとあまり変わらない食感ではありますが、よく噛んだときの湿気ったような味は感じませんでした。
そして少し冷ますと、サラダ煎餅特有の軽さとサクサク感が戻っています。
チーズのり巻の方を食べてみると、噛み始めは少しミシッとしてからバリバリとした食感で、トースター同様できたてのような食べ応えです。
少し冷めた状態では、雪の宿と同じく軽さが出たように感じました。
3通りの復活方法比較
雪の宿とチーズのり巻のそれぞれで、3通りの方法をパリパリ度、味、見た目を5段階評価にしてみました。
雪の宿
【冷蔵庫】(※ 湿気り具合による)
おいしさ(味) ☆☆☆☆☆(0評価)
見た目 ★★★★★(5評価)
かなり湿気ってしまっていたのか、冷蔵庫でパリパリ感は復活しませんでした。
【オーブントースター】
おいしさ(味) ★★★★★(5評価)
見た目 ★★★★☆(4評価)
焼き色がついてしまいますが、食感はパリパリで軽さもあります。少し焼けた白蜜の味も美味しく、湿気っていなくてもトースターで焼いて食べてみたくなるほどです。
ただし、加熱しすぎてしまうと焦げてしまうので注意が必要。
【電子レンジ】
おいしさ(味) ★★★★★(5評価)
見た目 ★★★★★(5評価)
電子レンジの場合、少し冷ましてから食べた方が軽さが出るが、しばらく置いておくとまた湿気ってしまうので注意。
電子レンジで同じように温めてみましたが、サクサクは戻らず、オーブントースターで加熱したらサクサクになりました。
チーズのり巻
【冷蔵庫:1日置いた場合】(※ 湿気り具合による)
おいしさ(味) ★★★★☆(4評価)
見た目 ★★★★★(5評価)
冷蔵庫に入れた方が、パリパリ感が出ているように感じました。
【オーブントースター】
おいしさ(味) ★★★★☆(4評価)
見た目 ★★★★★(5評価)
パリパリ感はとてもいいですが、醤油の焦げたような味が少し気になりました。
【電子レンジ】
おいしさ(味) ★★★★★(5評価)
見た目 ★★★★★(5評価)
食感も味も見た目も変わらず、パーフェクトでした。
個人的には、サラダ煎餅のような軽いお煎餅はオーブントースターで、あられなどの醤油が塗られたお煎餅は電子レンジでの加熱が合っていると感じました。
なるべく湿気らないようにするには
湿気ったお煎餅の復活方法がわかったとはいえ、やはりなるべく湿気らないようにはしたいもの。
お煎餅を湿気りにくくするには、保管の仕方や場所が大切なようです。
- 外袋に入れ、口を閉じて保管する
- 密封容器に入れる
- 冷凍する
亀田製菓のホームページ、よくあるご質問をみても
「残ったおせんべいは外袋の封をしっかりして密閉容器等に入れ、なるべくお早めにお召しあがりください。」
と記載されていることから、外袋は大切なことがわかります。
またいくつかのお煎餅を製造または販売しているサイトをみると、湿気りにくくする保存場所は、湿度の低い冷凍庫で保管するのだそう。
水分がほとんどないお煎餅は凍る心配がなく、美味しく食べられるのだとか。
お煎餅は、外袋の口をしっかりと閉じて、冷凍庫で保管しましょう。
お煎餅が湿気っても諦めないで!
お煎餅が湿気ってしまっても、オーブントースターや電子レンジで本当に復活することがわかりました。
また復活させなくても、砕いてお茶漬けに入れたり、スープに入れたりと、アレンジすることもできます。
湿気ってしまったからと諦めず、好みの方法を試してみてはいかがでしょうか。
参照元:
*三幸製菓 よくあるQ&A
*亀田製菓 よくあるご質問
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