2023/06/01更新
毎日の髭剃りもシミに!?顔にできるシミの原因と増やさない方法
生活
顔にできてしまうと一気に老けて見えてしまうシミ。
女性だけでなく、男性でも顔にできてしまったシミに悩む人は多く、皮膚科でシミ治療にくる人が結構いるのだそう。
そこで今回は、顔にシミができてしまう男性特有の原因と、シミを増やさない対策、シミを消す3つの治療法について紹介します。
顔のシミの原因
顔にシミができてしまう要因は様々ありますが、男性特有の主な原因があると言われています。
紫外線
シミの主な原因となるのが紫外線。
男性で、普段から日焼け止めを塗る人はあまりいないのではないでしょうか。
紫外線はメラニン色素と呼ばれるシミの元を過剰に生成し、皮膚を黒くして日焼けやシミとなってしまいます。
健康な状態であれば、皮膚が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)で、色が濃くなった皮膚は剥がれ落ち、元の皮膚の色に戻ります。
しかし長年繰り返して紫外線を浴び、ダメージを受けた皮膚は、メラニンの蓄積やターンオーバーが乱れ、シミとなってしまいます。
乾燥
紫外線でダメージを受けた皮膚は、乾燥し本来皮膚が持っているバリア機能が弱まり、刺激に敏感になっている状態です。
乾燥肌はターンオーバーが乱れ、シミができやすく治りにくい状態と言われています。
株式会社資⽣堂が行った研究では、乾燥している皮膚に刺激が加わることでも、メラニン生成を促進させシミを悪化させる要因になることを発表しています。
日焼け止めと同様、毎日化粧水などで顔の保湿をしていないと、シミが増えやすくなってしまいます。
髭剃り
男性特有の原因の一つとして、髭剃りもシミの原因の一つと言われています。
髭剃りは皮膚に強い摩擦や圧力などの負荷がかかっていたり、カミソリの刃で皮膚を傷つけてしまったりと、強い刺激やダメージを与えてしまっています。
髭剃りの刺激による肌の乾燥、色素沈着による黒ずみ、傷などがシミの要因となってしまいます。
力強い洗顔
洗顔も、男性特有のシミの原因と考えられています。
特に美容に関して意識が薄い男性の場合、洗顔も体と同様にごしごしと強く洗ってしまいがちに。
ごしごしと力強く擦る洗顔や、洗浄力の高い洗顔料は、肌に刺激を与え、乾燥させてしまいます。
また洗顔のしすぎは皮脂分泌も多くしてしまうので、顔のテカリにも繋がってしまいます。
シミを作らない対策
メンズケシミンを販売している小林製薬株式会社の研究によると、40代になってくると急に大きなシミができてくるということでした。
また男性の顔のシミは女性の顔のシミと比べ、濃くて目立つことが多いと言われています。
できれば、若いうちからシミを作らないための対策が必要です。
日焼け止め
アウトドアやビーチ、スポーツなどのほかにも、外にいれば紫外線は毎日浴びています。
外にいることの多い職業や、毎日の通勤などでも日焼けはしてしまうので、日々の紫外線から肌を守るためには、日焼け止めは必須となってきます。
しかし、日焼け止めの効果持続時間は2時間ほど。
汗をかいたりすることで落ちてしまったり、効果が続かなくなってしまうので、こまめな塗り直しが必要となってしまいます。
わざわざ日焼け止めを塗るのが面倒と思ってしまう人もいるかもしれませんが、日焼け止めはシミの主な原因の紫外線から肌を守る一番簡単な方法。
飲むタイプの日焼け止めや、スプレータイプのものを使用するなど、簡単にできる方法を見つけて日焼け止めを習慣づけることで、シミ予防対策になります。
洗顔・髭剃り
シミの原因でもある洗顔や髭剃りでは、肌に負担をかけない正しい方法で行うことが大切です。
【洗顔方法】
- 手を洗って清潔にする
- ぬるま湯で軽く顔を洗う
- 洗顔料は泡を立ててから顔を洗う(泡タイプのものを使う)
- 指の腹で顔を擦るのではなく、泡で顔を洗うようにする
- 手で擦らないように、ぬるま湯で洗顔料を落とす(直接シャワーを顔にかけない)
- タオルで水分を染み込ませるようにして拭き取る(タオルで擦らない)
- 化粧水などスキンケアをする
【髭剃り(ウェットシェービング)方法】
- ぬるま湯で顔を洗うようにして濡らし、髭を柔らかくする
- シェービングクリームをつける
- もみあげまたは頬のあたりから優しくカミソリを滑らせるようにして剃る
- カミソリの刃を頻繁に洗いながら剃る
- 残ったシェービングクリームをぬるま湯で洗い流す
- タオルで水分を染み込ませるようにして拭き取る
- アフターシェーブや化粧水などでスキンケアをする
洗顔は指などで強く擦らなくても洗顔料が汚れを落としてくれるので、ごしごしする必要はありません。
髭剃りは、カミソリの切れ味が良いもので剃るようにしましょう。
保湿
洗顔・髭剃り後に化粧水や乳液などで保湿することにより、シミの原因ともなる肌トラブルを防ぐことにつながります。
肌を保湿することにより、洗顔や髭剃りの刺激によって肌が乾燥してしまい、シミを悪化させてしまうのを抑制することに繋がります。
洗顔・髭剃り、化粧水、日焼け止めを習慣にして、シミを作らない、増やさない対策をなるべく早いうちからしておくといいでしょう。
シミを消す方法
早い段階からシミ予防対策をしても、年齢を重ねればシミは出てきてしまいます。
そこでシミができてしまったときの対処法として、皮膚科で受けられる主な治療法を紹介します。
シミの種類や状態などによって治療方法はそれぞれ異なります。
専門医と相談して適切に治療しましょう。
レーザー
基本的に一般的なシミのレーザー治療は美容目的となるため保険適応外となり、治療するクリニックなどによって料金は様々です。
シミ治療の中で一番効果が高く、期間も短く治療することができますが、料金も高め。
確実にシミをなくしたい人はレーザー治療がいいと言われています。
治療の痛みは個人差がありますが、我慢ができる程度です。
塗り薬(外用薬)
美容目的の治療の場合は保険適応外となりますが、レーザー治療より気軽に受けることができ、料金も比較的安めです。
塗り薬の種類によっては、合う・合わないがあり、効果の効き目も様々。
レーザー治療または内服薬とあわせて治療することもあります。
塗り薬だけで治療する場合、期間はレーザー治療よりも長くかかったり、薬の種類によっては、赤くなったりヒリヒリすることもあります。
飲み薬(内服薬)
トラネキサム酸やビタミンC誘導体、ハイチオールなどいくつかの薬を組み合わせて服用します。
1日3回服用するなどの治療法で、料金は安めですが期間は長く、効果は低めと言われています。
※ シミの種類や症状によって内服薬の種類や服用方法などは異なります。
レーザー治療や外用薬とは違い、体全体の一般的なシミに効果が期待できます。
内服薬なので、他の薬を飲んでいる人や血栓症にかかったことのある人などは特に、専門医と相談して処方してもらうようにしましょう。
毎日のスキンケアが大切!
歳を重ねるとどうしても出てきやすいシミ。
シミを取るレーザー治療は、身近で気軽に受けられるようになってきましたが、治療をしても違う場所などでまた出てきてしまいます。
なるべくシミをつくらない、増やさないためにも、毎日のスキンケアが一番大切!
面倒くさがらず、習慣化してシミ予防をしましょう。
参考元
*小林製薬株式会社 男のシミ研究
*資生堂 秋冬こそ美白
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