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2024/04/23更新

工事現場に騒音のクレーム!? 知っておきたい騒音の規制や対策

仕事

2020年10月7日公開  2023年11月16日更新
 

建設工事をする上で、注意をしなければいけないのが騒音問題。

なかでも解体工事では、特に大きな音が出るため、クレームを受けた経験がある人もいるのではないでしょうか?

今回は騒音の規定基準や、基本の騒音対策を紹介します。
 

騒音に関するルール

普段生活している中でも様々な騒音が発生しています。その騒音を規制するための「騒音規制法」というのがあります。

建設工事に関する騒音は、地域によって基準値が定められており、周辺住民の健康や生活環境に障害を及ぼさないよう注意をしなければいけません。

規定基準は、住宅地域や商業・工業地域など、場所によって異なります。

また騒音だけでなく、1日あたりの作業時間の上限や同一場所における連続作業日数、日曜・休日の作業禁止などの項目もあります。

*環境省 騒音規制法の概要
*東京都環境局 建設工事に係る規制

規制基準を超える騒音により、周辺の生活環境が損なわれたと判断された場合、行政からの改善勧告や罰則が取られる場合があります。
 

建設作業に関する規制対象とは

 
指定の地域内で特定の建設作業をする場合、作業を行う7日前までに市区町村や特別区長に届出を行う必要があります。

特定建設作業とは、以下の作業が発生する場合となります。
 

  • くい打機(もんけんを除く)、くい抜機又はくい打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除く)を使用する作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を除く)
    びょう打機を使用する作業
  • さく岩機を使用する作業(作業地点が連続的に移動する作業にあっては、1日における当該作業に係る2地点間の最大距離が50mを超えない作業に限る)
  • 空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いるものであって、その原動機の定格出力が15kW以上のものに限る)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する作業を除く)
  • コンクリートプラント(混練機の混練容量が0.45㎥以上のものに限る)又はアスファルトプラント(混練機の混練重量が200kg以上のものに限る)を設けて行う作業(モルタルを製造するためにコンクリートプラントを設けて行う作業を除く)
  • バックホウ(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が80kW以上のものに限る)を使用する作業
  • トラクターショベル(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が70kW以上のものに限る)を使用する作業
  • ブルドーザー(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないものとして環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が40kW以上のものに限る)を使用する作業

 
指定区域や騒音の大きさ、作業時間などは以下のとおり定められています。
 

特定建設作業における騒音の大きさや作業時間など

*引用元:環境省 騒音規制法
 

騒音対策


 
騒音対策は「音源対策」「外部対策」「そのほか」の大きく3つに分けられます。
 

音源対策

 
音源対策はその名の通り、音の原因に対する働きかけです。

例えば、建設工事で使用される重機は、人間の力では行うことができない大きな作業が可能ですが、その分音も大きくなります。

そのため、低騒音型の重機を使用したり、重機を動かす場所に振動・騒音対策マットを敷く、操作を丁寧に行うなどで、騒音を軽減する対策になります。

重機だけでなく、作業で使用するドリルや電動カッターなどの工具でも、騒音対策のされているものを使用する、なるべく騒音を発生させない作業内容にするなどの対策があります。

また、大きな音の出る作業は早朝や夜間の時間を避けることで、周辺住民の不満が軽減される場合もあります。
 

外部対策

 
音源対策を万全にしているとはいえ、作業音は発生してしまいます。
防音パネルや防音シートなどを設置することで、外部へ漏れる騒音を軽減しましょう。

防音材には、防音・吸音効果のあるものや、防振・制振効果のあるものなど、様々な種類があります。

音だけでなく、工事の衝撃による振動を抑えることで、周辺住民のストレスを軽減することができます。
 

そのほか

 
そのほかにできることとして、工事についての説明会の実施や近隣へのお知らせ、工程表や工事責任者、連絡先などを明確にしておくことで、周辺住民の理解を深めることなどが挙げられます。

また、騒音系を設置することで、基準値以内で工事を行っていることを明示しておくことも効果的です。
 

周囲の安全・安心を心がけた現場に

 
音源対策や外部対策のように、直接的に騒音を軽減する効果がないものの、工事に対する説明や、情報を公開することで周囲の安心と理解にも繋がります。

安全第一と呼びかけられる工事現場。

自分の身はもちろんですが、地域の人の健康、安全にも十分気を配り作業を行いましょう。
 

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