2025/12/08更新
冬の寒さと関節痛の関係性とは?身体を温める食べ物と冷やす食べ物
健康
2019年12月28日公開 2025年12月9日更新
1年の終わりが近づき、空気がぐっと冷え込む季節になりました。
朝夕の冷えや外出先での寒さに思わず肩をすくめたとき、「なんだか膝がうずく…」と感じる方も少なくありません。
実際、「寒いと関節が痛む気がする」という声は多く、冬になると症状に悩まされる人も増えがちです。では、寒さと関節痛には本当に関係があるのでしょうか?
今回は、冬の寒さが関節に与える影響や、つらい痛みを和らげるための体を温める方法について紹介します。
目次
寒さと痛みの関係

関節痛とは、主に膝や指などの関節に痛みが生じる状態を指し、長時間同じ姿勢でいることがきっかけになることも多くあります。
一見健康に見えていても、実は寒さがその痛みを招いているケースも少なくありません。
体温が下がると、体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。
この状態が続くことで血流が悪くなり、関節や手足の末端が冷えてしまうのです。さらに、寒さで抹消血管が縮むと筋肉への血流も不足し、筋肉のこりや緊張が生じて関節痛を引き起こすこともあります。血流不足により筋肉が硬くなると、急な動きで肉離れなどのケガにつながるリスクも高まります。
つまり、「冷え」は関節痛の大きな要因のひとつ。しっかりと寒さ対策を行うことで、痛みの緩和にもつながる場合があります。
ただし、すべての関節痛が寒さによるものとは限りません。左右対称に痛みが出たり、複数の関節が同時に痛む場合は、関節リウマチなどの全身性の病気が関係している可能性もあります。
痛みが強い、長引くといった場合は、早めに受診しましょう。
寒さと食べ物の関係
関節痛の原因が寒さによるものなら、食事で身体を温めて対策をしていきましょう!
身体を内側から温める食べ物を積極的に取るなど、食べ方を工夫すれば冷えによる関節痛を和らげることができます。
身体を温める食べ物

身体を温める食べ物を見分けるには、食べ物が育つ環境などが関係してきます。
寒冷地で育つものや冬が旬であるものは、寒さに耐えるため熱を吸収して温める効果があります。
発酵食品は新陳代謝を高める効果を持つ酵素が多いため、身体を温めます。
また、香りが強い食べ物も血行促進の効果があります。
- にんじん
- かぼちゃ
- 玉ねぎ
- じゃがいも
- にんにく
- ニラ
- 納豆
など…
身体を冷やす食べ物

身体を温める食べ物とは逆に、身体を冷やす食べ物もあります。
水分量が多いものや、夏が旬だったりするものは身体を冷やす効果を持つ食べ物が多いです。
これらを摂取する際は生で食べるのではなく、炒めたり煮たり火を通すなどの工夫をしましょう。
- きゅうり
- キャベツ
- ほうれん草
- 小松菜
- トマト
- スイカ
- パイナップル
など…
身体の内側から対策を
関節痛対策に限らず、身体を温める食べ物を取ることは、冬の現場で長時間作業する際の寒さ対策にもつながります。
食事から寒さを乗り切り、健康に過ごしましょう。
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