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2024/01/15更新

基本の風邪予防!正しい手洗いうがいやマスクの着用を見直そう

健康

 
新型コロナウイルスの流行後、コロナウイルスだけでなくインフルエンザや溶連菌、プール熱、ヘルパンギーナなど、季節関係なく様々な風邪が警報レベルで流行していることが多くあります。

よく子どもがかかりやすといわれる菌やウイルスでも、大人にも移ることがあり、菌やウイルスは身近に潜んでいます。

改めて、正しい手洗いうがい、消毒の方法、マスクの着用方法を確認して、日頃から対策をしましょう。
 

手洗いうがいはなぜ必要か

 
菌やウイルスは目に見えず、つい手洗いうがいをおろそかにしてしまうこともあるかもしれません。

しかし、ウイルスは日常生活にはもちろん、工事現場にもどこにでにも潜んでいます。
 


 

ウイルスは知らず知らずのうちに私たちの手につき、食事などを通して体の中に侵入します。
口から菌やウイルスに感染することを「経口感染」と言います。

トイレやドアノブ、車のハンドルなど人が触る場所や、土の中に分布する菌も存在します。

自分の体内に菌が入り込むだけでなく、知らないうちに菌を持ち帰ってしまったり、広めてしまったりすることがないよう手洗いで対策をしましょう。

また、くしゃみや咳によって空気中に浮遊している菌やウイルスは、呼吸によって喉や体内に入ります。
このような感染経路を「飛沫感染」といいます。

正しいマスクの着け方や咳エチケットで、感染のリスクを下げたり、周囲に菌やウイルスを広めないようにしましょう。
 

正しい手の洗い方

正しいての洗い方
 
誤った方法で手を洗うと、ウイルスが残ってしまうことがあります。
今一度、手の洗い方を見直してみましょう。
 

  1. 指輪や腕時計などを外す
  2. 全体的に水で洗い、目に見える汚れを落とす
  3. 石鹸をつけて泡立てる
  4. 手のひら、手の甲を洗う
  5. 指の間をこすりあわせるように洗う
  6. 親指を反対の手で握り、ねじるようにして洗う
  7. 手のひらに指先を擦りつけ、爪の間を洗う
  8. 手首を反対の手で握り、ねじるようにして洗う
  9. 水で石鹸を洗い流し、清潔なタオルなどで水気を拭き取る

 
特に爪と皮膚の間や、指の間、手のシワの間などは念入りに洗わないと落としにくい箇所です。

残りやすい箇所は、特に意識をして洗うようにしましょう。
 

【菌が残りやすい場所】


 

▽爪の間の油汚れについてはこちら▽


 

正しいマスクの着け方・咳エチケット

正しいマスクの着け方

マスクの着け方
 

  1. 鼻と口の両方をしっかりと覆う
  2. ゴム紐を耳にかける
  3. 隙間がないように鼻を覆う

 
プリーツタイプのマスクは、折り目(プリーツ)が下を向くようにしてマスクをつけましょう。

プリーツが上を向いていると、折り目のところに菌やウイルスが溜まりやすくなってしまいます。
 

咳エチケット

咳エチケット
 
昔は咳やくしゃみをするときに、手で口を覆うやり方でしたが、今ではそのやり方が変わっており、3つの方法が推奨されています。
 

  1. マスクを着用して口と鼻を覆う
  2. マスクがないときは、ティッシュやハンカチで口と鼻を覆う
  3. とっさのときは、袖で口と鼻を覆う

 
様々な物や場所を触る手で口と鼻を覆って咳やくしゃみをした場合、手に付着したウイルスや菌は色々な場所についてしまうため、すぐに手を洗う必要があります。
 

正しいうがいのやり方

正しいうがいのやり方
 
首相官邸のホームページにある「インフルエンザ(季節性)対策」では、うがいはインフルエンザを予防する効果についての科学的根拠がないとして、対策の中にうがいが含まれていません。

しかし、一般的な風邪などを予防する効果があるとはいっており、京都大学環境安全保険機構でも「水うがいで風邪発症が4割減少」していると研究結果が出ています。
*参考元:京都大学環境安全保険機構 水うがいで風邪発症が4割減少

日本独自の衛生習慣といわれていますが、風邪予防や喉の乾燥を予防することなども考えると、うがいをするほうがいいと考えられます。
 

  1. コップを軽くゆすいで洗ってから、水を入れる
  2. 口に水を含み、口の中の汚れが落ちるようクチュクチュとうがいをする
  3. 口に水を含み、上を向いて喉の奥を洗うように声を出しながらガラガラと15秒ほどうがいをする
  4. ②と③を繰り返し2〜3セットうがいをする

 
うがいによって菌や花粉などが体内に入り込む前に、洗い流すことができます。

帰宅時など日常的なうがいは水でOKですが、喉が痛いときなど、必要に応じてうがい薬を使用しましょう。
 

正しい消毒のやり方

手の消毒の仕方
 
消毒は、手洗いに加えてより念入りな対策としてだけでなく、水や石鹸を使って手洗いができない場合の代わりとしても効果があります。
 

  1. 消毒液を手につける
  2. はじめに指先に消毒液をなじませる
  3. その後、手のひらや手の甲、指の間、親指、手首と全体になじませる
  4. 消毒液が乾くまで擦り込んだら完了

 
持ち運び用サイズの消毒液も販売されているので、特に風邪やインフルエンザが流行る時期には持ち歩いておくといいでしょう。
 

自分の身は自分で守れるように

 
風邪やインフルエンザの一番の予防方法は、体に菌やウイルスを入れないことです。

病気に負けない体づくりも大切ですが、正しい手洗いうがい、消毒を日常的に行う習慣をつけておくことで、菌やウイルスが少しでも体に侵入するのを防ぎたいですね。
 

参考元:
*公益社団法人日本食品衛生協会食中毒予防のための衛生的な手洗いについて
*厚生労働省 感染症対策
*日本赤十字社 効果的なうがいの仕方 咳エチケット
*公益財団法人 東京都医学総合研究所 付録:正しいうがいについて

 

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