2023/11/03更新
【良いものを知って男を上げる】世界三大紅茶と差のつくいれ方
趣味
2021年2月27日公開 2023年11月3日更新
毎日何気なく目にしていたり、聞いていたり、使っていたり、食べていたり、飲んでいたり…
そんなものの中には、高級品と呼ばれるものや、世界で代表と呼ばれるような有名なものがたくさん世の中にあります。
「良いもの」「有名なもの」を知って知識を広げ、いつもの生活に少しでも取り入れてみることで、自分の価値を上げてみませんか?
ここでは、男の価値を上げられるような「良いもの」を紹介していきます。
前回は「おいしいマグロの見分け方」の話でした。
今回は、世界三大紅茶の話。
茶葉によって様々な香りを持つ紅茶は、英国では古くからアフタヌーンティーとして午後のひとときを担ってくれています。
世界で1番消費されているお茶は紅茶であり、今でも世界中で広く愛されている紅茶についてやおいしい紅茶のいれ方、知っておきたい紅茶のブランドを紹介します。
目次
世界三大紅茶
世界三大コーヒーがあるように、紅茶にも世界三大紅茶と呼ばれる種類があります。
別名「世界三大銘茶」ともいわれる紅茶ですが、実は今現在、日本以外で世界三大銘茶という言葉は通用していません。
しかし世界的によく飲まれている紅茶であることは間違いなく、特に日本においては高級紅茶の代名詞ともいえます。
様々なブレンドティーのベースにもなる、代表的な紅茶になります。
ダージリン
多くの日本人に好まれるダージリンは、インド北東部のダージリン地方が原産地である最高級の紅茶です。
紅茶を提供するカフェなどでもよく見かけますね。
お茶の色は薄めで、さわやかな口当たりとマスカットを思わせる芳醇な香りが特徴です。
紅茶のシャンパンという別名もあり、ストレートティーに向いています。
また、茶葉の収穫時期によっても味わいが異なるのも、ダージリンの特色です。
ダージリンには春・夏・秋と年3回の旬があります
- ファーストフラッシュ (一番摘み)
ファーストフラッシュは春に収穫した新芽のことです。マイルドな味と爽やかな風味であり、新芽を使っているため、色が薄くて淡いのが特徴です。
渋みもあるので和菓子との相性もいい茶葉です。
- セカンドフラッシュ(二番摘み)
ダージリンの茶葉を夏に収穫したものが、セカンドフラッシュと呼ばれます。マスカットフレーバーとも呼ばれる特有の風味が特徴であり、ストレートで飲むのであれば、セカンドフラッシュが一番いいとされています。
別名「紅茶の女王」とも称えられている、世界的に名高い銘茶です。
- オータムナル(秋摘み)
セカンドフラッシュから間を置いて、秋に収穫されたものがオータムナルと呼ばれています。最も甘みが凝縮されている茶葉でもあり、紅茶を普段飲まない人にもおすすめしたい親しみやすい味わいです。
ウバ
ウバは、スリランカ南東部にあるウバの高地が原産地です。
日中と夜間で気温差が激しい土地柄ということもあり、バラやスズランなどをイメージさせる甘い香りが特徴です。
お茶の色は、明るい深紅であり、爽やかな渋みや特有の香りとコクがあります。
また良質な紅茶を注いだとき、カップの内側にできるゴールデンリングと呼ばれる黄金色の輪が出来ます。
これはタンニンなどを多く含み、香りや味・色ともにバランスの優れた紅茶であることを示しています。
ウバは7〜9月が旬であり、ストレートだけでなくミルクティーとして飲んでもおいしい茶葉です。
キーモン
キーモンは、中国の安徴省西南部にあるキーモン地方が原産地です。
「キーマン」「キームン」と呼ばれることもあります。
生産時期が6〜9月と短く、少量しか採集されない稀少な紅茶です。
蘭やバラのような香りで東洋を感じさせる独特なスモーキーなフレーバーが特徴です。
英国王室で使用されている紅茶のブレンドにキーモンが使用されているなど、イギリスでは古くから愛されている紅茶の一つです。
お茶の色は明るい澄んだオレンジ色であり、ストレートで飲むことに適しています。
特に8月に摘まれるものは最高級品であると言われ、ときには非常に高額な値段で取引されています。
おいしい紅茶のいれ方
紅茶のいれ方によって、味わいや香りが変わってくる、実は奥の深い紅茶。
ここでは、自分が飲むときも、ほかの人にいれるときにも役にたつ、おいしい紅茶のいれ方を紹介します。
リーフティー
茶葉の場合のおいしいいれ方。
- 茶葉 — 1人分3〜5g × 人数分
- カップ — 人数分
- 茶葉を入れる用のポット
- 入替用のポット
- 茶漉し
- 沸かしたてのお湯 — 1人分150ml × 人数分 + カップとポットを温める用
【いれ方】
- 水からお湯を沸かし、よく沸騰させる。
- お湯を沸かしたら、カップとポットに1〜2cmほどの高さまで入れ、くるくるとお湯を回して全体を温め、お湯をすてる。
- ②で温めたポットに、茶葉を入れて沸かしたてのお湯を勢いよく注ぐ。
- すぐにポットの蓋をして、2〜4分蒸らす。
※ 茶葉の種類やメーカーなどによって蒸らす時間は異なります。 - 蒸らしたら、温めておいた入替用のポットまたはカップに茶漉しでこしながら④の紅茶を最後の一滴まで注ぐ。
紅茶は熱いお湯で勢いよく注ぎ、茶葉を上下に動かす(ジャンピング)させることで、紅茶の味わいがお湯に移りやすくなります。
最後の一滴は、ゴールデン・ドロップと呼ばれ、この一滴を入れることで、濃さが均等になり、味わいが変わるといわれています。
2人以上にいれる場合は、ゴールデン・ドロップが全ての人に行き渡らせるために、入替用のポットを使うのがおすすめです。
ティーバッグ
1人でも飲みやすいティーバッグの場合のおいしいいれ方。
- ティーバッグ — 1個 × 人数分
- カップ — 人数分
- ポット(2人以上の場合)
- 沸かしたてのお湯 — 1人分150ml × 人数分 + カップとポットを温める用
【いれ方】
- 水からお湯を沸かし、カップとポット(使う場合)に少量入れ、くるくるとお湯を回して全体を温めたら、お湯をすてる。
- 再度お湯をよく沸かす。
- ①で温めたカップまたはポットに、沸かしたてのお湯を注ぐ。
- ティーバッグを入れてすぐに蓋をして、2〜4分蒸らす。
※ カップにいれた紅茶を蒸らす場合は、ソーサーやお皿などを使って蓋をします。
※ 茶葉の種類やメーカーなどによって蒸らす時間は異なります。 - 蒸らしたら、ティーバッグを軽く振って取り出す。
リーフティーの場合もティーバッグの場合も、お湯を覚さないように使用するカップやポットをあらかじめ温めておき、沸かしたてのお湯を使うようにするのがポイントです。
世界の有名な紅茶ブランド
日本でも購入できる、世界の有名な紅茶のブランド銘柄を紹介します。
イギリス
紅茶といえばイギリスというだけあり、有名な紅茶ブランドがかず多くあります。
- フォートナム&メイソン (Fortnum & Mason) — 150年以上前からの王室御用達の歴史がある紅茶店。
- ブリュー・ティー・カンパニー (Brew Tea Co) — 2012年にリヴァプールで誕生した若いブレンドティーの会社。ブレンドやテイスティングからパッケージなどの全ての工程を自分たちで行っている。
- クリッパー (Clipper) — オーガニックにこだわっている紅茶 現地ではスーパーで購入できる。お土産などにも人気。
- トワイニングス (Twinings) — 創業1706年の老舗ブランド スーパーなどで購入できる。
- ウィッタード・オブ・チェルシー (Whittard of Chelsea) — 老舗紅茶ブランド。オリジナルコーヒーやホットチョコレートなども販売している。
- パッカ (Pukka) — オーガニックハーブティーで、品質・味にこだわっている。パッケージが可愛くておしゃれ。
- ハロッズ (Harrods) — 王室御用達の老舗高級百貨店の紅茶。
- アーマッド ティー (AHMAD TEA) 高品質で良心価格の紅茶。7階の品質チェックにクリアした紅茶のみを製品化している。
フランス
フランスはイギリスとは異なり、フレーバーティーが多く飲まれているそうです。
香水が有名な国ならではの、香り高い紅茶が好まれるのでしょうか。
- マリアージュ・フレール (Mariage frères) — かず多くの銘茶を取り扱っている高級な紅茶店。ティーバッグの形がほかのと違い、おしゃれ。
- クスミティー (Kusumi Tea) — ロシア革命から逃れた家族が開業。カラフルなパッケージが特徴。
- フォション (FAUCHON) — 高級食品店 アップルティーが有名 日本ではアウトレットなどにもお店がある。
- エディアール (HEDIARD) — 高級食品店の紅茶。厳選された品質のフレーバーティーから中国茶葉をベースとしたブレンドティーなどがある。
- ニナス (Nina’s) — アロマの香りを持つフレーバーティー パッケージや色合いが可愛く女性向けなイメージのある紅茶。
オーストラリア
- ティーツー (T2) メルボルン発祥の紅茶専門店。たくさんの種類のフレーバーティーがある。パッケージがおしゃれでお土産にも人気がある
シンガポール
- ティーダブリュジー ティー (TWG Tea) — シンガポール創業の高級紅茶ブランド。定番の紅茶が数多く、またシーズン限定の紅茶も販売している。
アメリカ
- ティーフォルテ (Tea forte) — ニューヨーク近代美術館出身デザイナーが設立したティーブランド。三角錐の形をしたティーバッグが特徴的な紅茶。
- ハーニーアンドサンズ (HARNEY & SONS) — ニューヨーク発で品質高いフレーバーティーが300以上ある。HARNEY & SONSのアイコンフレーバーはホットシナモンスパイス。
- タゾティー (TAZO) — オレゴン州で設立。スターバックスコーヒーで使われていた紅茶。
紅茶をより深く知ろう
世界三大紅茶以外にも紅茶は多くの種類があります。
自分好みの紅茶を見つけるために、いろいろな紅茶を飲んでみるのも楽しいですよ。
そして自分で楽しむだけでなく、お客さんに出したり、プレゼントやお土産にも最適な紅茶について知っておくと、いざというときに役立つでしょう。
また、紅茶は気分を高揚させてくれるほかに、健康効果にもいいといわれています。
コーヒー派の人も、様々な紅茶を飲んでみることで、その魅力にハマるかもしれません!
▽紅茶の健康効果について▽
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