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2024/10/03更新

「代替案」を正しく読める?間違って使われやすい日本語10選

仕事

 

文字の種類の多さや、漢字の読み方の多さなどから、日本語は習得が難しい言語とされています。

実際に日本人の私たちでも、読み方や使い方が曖昧な言葉はたくさんありますよね。

今回は、意味を誤解しやすい日本語と、読み方を間違えやすい日本語を紹介します。
 

意味を誤解して使われやすい日本語

 
まず紹介するのは間違った意味で使われやすい日本語。日常会話の中でよく出てくる言葉を中心に紹介します。
 

煮詰まる

× アイデアが出ず、行き詰まる
○ 討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づく

 

煮詰まる=行き詰まるのように使ってしまう人は多いのではないでしょうか?

本来は誤用とするものの、デジタル大辞泉によると以下のような補説も加えられています。

近頃では、「煮詰まってしまっていい考えが浮かばない」のように「行き詰まる」の意味で使われることが多くなっている。
出典:小学館 デジタル大辞泉

 

敷居が高い

× 高級すぎたり、上品すぎるため気軽に行けない、行きにくい
○ 不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい

 

「敷居が高い」は、高級すぎたり、上品すぎるため自分には行きにくいという意味で使っている人が多いですが、実際の意味は、相手に不義理をしてしまい行きにくいが正しい使い方です。
 

役不足

× 与えられた役目が力量に比べて不相応に重いこと
○ 与えられた役目が力量に比べて不相応に軽いこと

 

ビジネスシーンで使うことも多い「役不足」は全く反対の意味合いとして勘違いされやすいので注意!

与えられた力量に比べて不相応に重いことの意味で伝えたい場合は「力不足」が適切です。
 

失笑する

× 笑いも出ないほど呆れること
○ 思わず笑い出してしまうこと

 

使われるシーンから、笑いも出ないほど呆れることと勘違いされやすい「失笑」ですが、正しくは、堪えきれず吹き出してしまうことが正しい意味になります。
 

檄を飛ばす

× 元気のない者に刺激を与えて活気づけること
○ 自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める

 

「檄(げき)を飛ばす」は、元気のない人を励ます、元気付けるという意味合いで使われ、近年ではその誤用が定着しています。

しかし、本来は自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求めたり、それにより人々に決起を促すという意味が正しい使い方になります。
 

読み方を間違って使われやすい日本語

 
次に紹介するのは読み間違えの多い言葉です。

最近では、誤った読み方でもスマートフォンで漢字変換できてしまうこともあり、誤りに気付けないことも。

こちらも日常会話でよく使う言葉を例に紹介します!
 

代替案

× だいかえあん
○ だいたいあん

 

代替は「だいかえ(だいがえ)」と読むことができることから、誤った読み方で使われることもしばしば。

誤った読み方でも伝わりますが、ビジネスシーンでは正しい読み方「だいたいあん」を使うのが無難です。
 

重宝

× じゅうほう
○ ちょうほう

 

「便利なこと」「大切に扱うこと」などの意味で使われる言葉です。
別で「貴重な宝物」を意味する場合は「じゅうほう」が正しい読み方となるので、注意が必要です。
 

斜に構える

× はすにかまえる、ななめにかまえる
○ しゃにかまえる

 

斜向かい(はすむかい)などの読み方と混同して、間違えやすい言葉です。

物事に正面から向き合わず、不真面目な態度で臨むという意味で使われます。
 

遵守

× そんしゅ
○ じゅんしゅ

 

「法令遵守」のように、ルールや習慣を守り、従うという意味で使われる言葉です。

同じ意味で「順守」と言う場合もあります。
 

舌鼓

×したづつみ
○したつづみ

 

美味しいものを食べたときに鳴らす舌の音という意味があり「舌鼓を打つ」といったように使われます。

「したつづみ」と「したづつみ」、どちらも似ていてややこしいですね。

誤った読み方でも伝わりますが「鼓」の正しい読み方は「つづみ」なので覚えておきましょう。
 

覚えておくと役立つかも!

 
「あれ、どっちだったっけ?」と使う前に調べたり「読み方が間違ってるよ」と指摘されたり…

誤用されやすい日本語は、間違っていても伝わることが多いものの、やはり正しい言葉を使う人は信頼でき、好感度が上がります。

自分自身の意識も「間違っているかも」と思いながら話すより、自信を持って発言できるのではないでしょうか?

ぜひ意識してみてくださいね!
 

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