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2022/02/24更新

工事現場で事故が起きてしまったら!?対応方法を解説!

仕事

 
工事現場で事故が起きたとき、どのような対応をすればよいか把握していますか?

「自分で病院に行けばいいの?」「事故のあとの手続きは?」

いざ、事故が起きた場合には困惑してしまうものです。

この記事では、万が一に自分や自社の職人が事故に遭った際、どのように対応をすればよいかをまとめました。
 

現場で事故が起きたら

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事故が起きてしまったときの対応は、以下の通りです。

  1. 被災者を病院へ連れて行く
  2. 事故の状況を確認する
  3. 労働基準監督署へ報告

 
現場での事故はいつ起きるかわかりません。
事故が起きてしまったら、冷静に順を追って対処することが重要です。
 

①被災者を病院へ連れて行く

まずは被災者を病院へ連れて行くことが最優先です。最寄りの労災指定病院ですぐに治療をしてもらいましょう。

なお、労災指定病院は元請けが事前に調べていることが多いので、現場監督に確認してみてもいいでしょう。

注意するべきポイントは、被災者本人が自身で病院に行くのではなく、必ず付き添い人が連れて行くようにすることです。

また重症である場合は救急車の手配をするなど、適切な対処をしましょう。
 

②事故の状況を確認する

現場での事故は労働災害(以下労災)になります。労災の申請は事故状況を正確に報告をしなくてはなりません。

被災者本人に確認するのが一番ですが、確認できる状態でなければ一緒に現場にいた人に確認することも考えましょう。

事故状況の報告は事細かく報告しなければなりません。しっかりと状況を理解するまで調べて、再現ができるくらいが理想です。

重大な事故の場合は、警察官が現場検証を行う場合もあります。その場合は、災害状況の保存が必要になりますので注意しましょう。
 

③労働基準監督署へ報告

労災について、労働基準監督署へ報告をします。事故状況の報告、労災保険の申請など必要な書類を用意して提出しましょう。

保険の申請手続きは、被災者が用意するものもありますが、証明書や添付書類など所属する会社に求めるものも多いため、会社が申請手続きをするケースが多いです。
 

やってはいけない労災隠し

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現場で事故が起きても、その事故を隠したがる会社も存在します。

いわゆる「労災隠し」です。
 

労災を隠したがる理由

労災を隠したがる理由は、会社に不利益が生じる可能性があるからです。

労災の調査をしたうえで事故の原因に法令違反があった場合、行政指導や刑事告訴にまで発展することもあります。

そのため、労災を隠したがる会社も少なくないのです。
 

労災隠しは犯罪

労災が起きた場合、会社は労働基準監督署に遅延なく報告する義務があります。

報告を怠ると刑事罰を課せられる可能性もあります。
 

事故を防ぐ対策

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事故を防ぐために、自身でも対策をしておくことが重要です。

現場監督が安全対策を現場に施しても、作業員が安全に意識を向けてないと事故が起こる可能性は低くなりません。

現場の事故の可能性を低くする対策について、いくつかご紹介します。
 

ヘルメットの装着

ヘルメットの装着は工事現場での絶対的ルールです。

建設現場にはありとあらゆる所に危険が存在します。
足場の単管や階段などはとても頭にぶつかりやすい高さですし、高所からの落下物も危険です。

前が見づらいなどの理由でヘルメットを装着しない作業員もいるようですが、怪我をする可能性は非常に高くなってしまいます。

また、人間にとって頭はとても大事な箇所ですので、しっかり守らなくてはなりません。

そのため、ヘルメットの装着は事故を防ぐための当然のルールなのです。
 

保護手袋の着用

よくある事故として、切創事故があります。
特に手を切ってしまう切創事故の事例は非常に多いです。

カッター、板金、ガラスなど工事現場には切れやすいものがたくさん存在しますので、切創事故が起きる可能性はとても高いのです。

切創事故を防ぐには、保護手袋が重要な役割を果たします。

保護手袋も細かな作業のとき、モノが掴みづらいなどの理由で着用しない作業員がいます。
気持ちはわかりますが危険度は高くなります。

皮膚の表面だけでなく関節の腱を切ってしまうこともあり、最悪の場合は後遺症が残る危険性もあります。

最悪の事態を招かないためにも、保護手袋はしっかりと着用しましょう。
 

体調は万全に

現場作業をする上で、体調を整えることはとても重要です。

体調が万全でないと仕事に対しての集中力も欠けますし、現場での危険察知能力が鈍くなります。

体調が万全でない理由としては「前日に飲み会があった」「遊びすぎた」など、寝不足と二日酔いがよくある事例です。

寝不足、二日酔いでの作業はとても危険ですし、夏場は熱中症にかかる可能性がとても高くなります。

体調の管理は自己責任ですので、しっかりとプロ意識を持って自己管理をし、作業へ取り組みましょう。
 

事故が起きても被害を最小にする考え方

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あらかじめ対策をしておくと、事故の被害を最小限に抑えることができます。
 

一人作業はしない

一人で作業をしているときに事故が起きてしまった場合のリスクとして、下記のようなものが考えられます。

  • 事故が起きて気を失ったときに誰も気付けない
  • 事故が起きて動ける状態ではない場合、一人では対処が不可能
  • 事故が起きても応急処置が遅れる

 
上記のような事態になってしまうと、助かるものも助からなくなる可能性があります。

二人以上で作業をすれば、一人が無事である限り助けを呼ぶなどの対処ができ、最悪の事態を避けられる可能性が高くなります。

事故の可能性のある現場では、なるべく二人以上での作業を心掛けましょう。
 

携帯電話は常に持っておく

工事現場で最悪の事態を避けるためには、二人以上で作業をすることがポイントですが、どうしても一人で作業しなければならないこともあります。

その際は、携帯電話を持ち歩くようにしましょう。

携帯電話を持っていれば、一人で作業をしていて事故に遭っても助けを呼べます。
救急車を直接手配することもできるので、最悪の事態を避けられる可能性は高くなります。

「作業の邪魔だ」「壊れると悪い」などの理由で携帯電話を持ち歩かない作業員もいるようですが、一人作業のときは携帯電話を持ち歩くことを心掛けましょう。
 

事故は起こさないという意識が大切

工事現場での事故後の対応を解説しましたが、事故は起こさないという意識を持つことが重要です。

現場の安全対策は現場監督だけの仕事ではありません。作業する一人一人が安全対策をしなければいけないのです。

作業中の事故は被災者本人が一番辛いですが、家族、会社、現場など多くの周りの人に影響を与えてしまい、誰も得をしません。

安全に作業ができる状態を意識して、よい仕事ができるように日々心掛けていきましょう。

 
 

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BUILD編集部

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