2020/02/28更新
落ちにくい作業着・安全靴の”泥汚れ”キレイに落とす洗い方は?
仕事

現場作業での土汚れは、もはやつきものですが、天候不良が続いたときの泥汚れはガンコで落ちにくく気分も下がります。
今回は作業着・安全靴を長くキレイに使うための泥汚れの落とし方を紹介します。
汚れの種類
現場でついてしまう汚れは数あれど、泥汚れは見た目にもわかりやすく、落ちにくい嫌な汚れですよね。
汚れにはいくつかの種類があります。
それぞれの性質を知ることで落としやすくなりますが、逆に取り返しのつかない汚れになってしまうことも。
油性汚れは、動植物油、皮脂、ファンデーションや口紅などの化粧品のような汚れで、水では落とすことができません。
水溶性汚れは、醤油やスープなどの飲食物の汚れのことで、固く絞った布や洗剤で落とすことができます。
泥汚れは不溶性汚れになり、水や洗剤では溶けない汚れになります。
泥汚れの落とし方
水や洗剤では溶かすことのできない泥汚れですが、洗う前に一手間加えることで、キレイに落としやすくなります。
下準備
- 泥汚れがついている箇所を、ドライヤーや天日干しでよく乾燥させる
- 泥をはたき落とし、歯ブラシなどで砂を掻き出す
泥汚れは水と砂が混ざり合って布についている状態です。
繊維の奥まで入り込んでしまった細かな砂を、取り除くことは簡単ではありません。
まずはこれを乾かして、落としやすくします。
泥汚れがついている部分をしっかりドライヤーなどで乾かし、落ちやすい砂の状態にします。
乾燥したら、叩くなどして砂を払い落としましょう。
できれば、歯ブラシなどで掻き出すとより落ちやすくなります。
石鹸で落とす
乾いた状態である程度汚れが落ちたら、石鹸で予洗いをしましょう。
- 汚れている箇所を水に濡らす
- 汚れている箇所に固形石鹸を擦り付ける
- ブラシでよく擦り、水で洗い流す
- 洗濯機にかける
汚れている箇所を水に濡らし、固形石鹸を直接擦り付けます。
その後は、先ほどと同様にブラシを使って汚れを掻き出すイメージで洗います。
汚れが取れたら水でしっかり洗い流して、通常通り洗濯機にかけます。
下準備と石鹸を使った予洗いを行えば、そのまま洗濯機にかけるより断然キレイになりますよ!
重曹で落とす
予洗いをしても汚れが落ちきらなかった場合は、洗濯機にかける前に重曹を使いましょう。
- バケツなどにお湯を張り、重曹と液体洗剤を1:1で入れて混ぜ合わせる
- バケツに衣類を1時間ほど浸け置く
- バケツから浸け置いた衣類を取り出し、洗濯機にかける
ぬるま湯に重曹と洗剤を混ぜて浸け置きすることで、汚れが浮き上がり、洗濯機で落としやすくなります。
仕事着いつまでも綺麗に長持ち
泥汚れがつきやすい作業着や安全靴ですが、これくらいならと放置しすぎると色素沈着を起こし濃いシミになってしまいます。
そうなると自宅では落とせない一生もののシミになってしまうことも。
見た目が汚くなるほか、劣化も早まります。
少し手間はかかりますが、長くキレイに使えるよう泥汚れの落とし方はしっかりマスターしておきましょう。