2022/12/06更新
泥汚れは洗濯前の一手間がカギ!作業着と靴の泥の落とし方
仕事
現場作業での土汚れは、もはやつきものですが、天候不良が続いたときの泥汚れはガンコで落ちにくく気分も下がります。
今回は作業着や靴を長くキレイに使うための泥汚れの落とし方を紹介します。
目次
汚れの種類
現場でついてしまう汚れは数あれど、泥汚れは見た目にもわかりやすく、落ちにくい嫌な汚れですよね。
汚れにはいくつかの種類があります。
それぞれの性質を知ることで落としやすくなりますが、逆に取り返しのつかない汚れになってしまうことも。
油性汚れは、動植物油、皮脂、ファンデーションや口紅などの化粧品のような汚れで、水では落とすことができません。
水溶性汚れは、醤油やスープなどの飲食物の汚れのことで、固く絞った布や洗剤で落とすことができます。
泥汚れは不溶性汚れに分類され、水や洗剤では溶けない汚れです
泥汚れの基本の落とし方・流れ
水や洗剤では溶かすことのできない泥汚れですが、洗う前に一手間加えることで、キレイに泥を落とすことができます。
下準備
- 泥汚れがついている箇所を、ドライヤーや天日干しでよく乾燥させる
- 泥をはたき落とし、歯ブラシなどで砂を掻き出す
泥汚れは水と砂が混ざり合って布についている状態。
繊維の奥まで入り込んでしまった細かな砂を、取り除くことは簡単ではありません。
まずはこれを乾かして、汚れを落としやすくしましょう。
泥汚れがついている部分をしっかりドライヤーなどで乾かし、落ちやすい砂の状態にします。
乾燥したら、叩くなどして砂を払い落とします。
できれば、歯ブラシなどで掻き出すとより落ちやすくなりますよ。
石鹸で落とす
乾いた状態である程度汚れが落ちたら、石鹸で予洗いをしましょう。
- 汚れている箇所を水に濡らす
- 汚れている箇所に固形石鹸を擦りつける
- ブラシでよく擦り、水で洗い流す
- 洗濯機にかける
汚れている箇所を水に濡らし、固形石鹸を直接擦りつけます。
その後はもみ洗いやブラシを使って、汚れを掻き出すイメージで洗いましょう。
汚れが取れたら水でしっかり洗い流して、通常通り洗濯機にかけます。
下準備と石鹸を使った予洗いを行えば、そのまま洗濯機にかけるより断然キレイになります!
重曹で落とす
予洗いをしても汚れが落ちきらなかった場合は、洗濯機にかける前に重曹を使いましょう。
- バケツなどにお湯を張り、重曹と液体洗剤を1:1で入れて混ぜ合わせる
- バケツに衣類を1時間ほど浸け置く
- バケツから浸け置いた衣類を取り出し、洗濯機にかける
ぬるま湯に重曹と洗剤を混ぜて浸け置きすることで、汚れが浮き上がり、洗濯機で落としやすくなります。
作業着・靴の泥汚れの落とし方
ここからは、作業着と、皮や合皮などでできた洗えないタイプの靴、スニーカータイプの洗える靴のそれぞれの泥の汚れの落とし方を紹介します。
作業着の泥の落とし方
- 洗濯用固形石鹸
- いらない歯ブラシ(あれば)
洗い方
- 乾かしてから、叩いて泥や砂を落とす
- シャワーを汚れの裏から当て、泥を落とすようにして濡らす
- 汚れ部分に直接固形石鹸を擦りつける
- もみ洗いをする
- なかなか落ちない部分は歯ブラシなどで軽く叩いたりやさしく擦る
- すすいで汚れが落ちたら、洗濯機で洗う
靴の洗い方①:洗えない素材の場合
皮・合皮など、水洗いできない素材や水洗い不可の靴の手入れは、専用のクリーナーを使用します。
- 布2〜3枚ほど
- 柔らかいブラシ(靴専用のものが好ましい)
- 靴専用クリーナー
- 靴専用クリーム
※ クリーナーやクリームは、靴の素材などを確かめ、適正のものか確認しましょう。
洗い方
- 乾かしてから、布や柔らかいブラシなどで泥や砂を落とす
- 靴の素材に合った、靴専用のクリーナーを乾いている布につけて、汚れを落とす
- 靴の素材と色に合った靴専用クリームを塗り、乾かす
- 乾いた布で、仕上げ磨きをする
洗い方②:洗える素材の靴の場合
スニーカーなど、洗える素材の靴は水と重曹、石鹸、ブラシを使って泥汚れを落とします。
- 洗濯用固形石鹸
- 重曹(またはオキシクリーン)
- ブラシ
洗い方
- 乾かしてから、手やブラシなどで叩いて泥や砂を落とす(中敷きも)
- 40℃のお湯に重曹またはオキシクリーンを溶かし、中敷きと靴を入れて30分〜1時間漬けおきする
- 靴、中敷き共に固形石鹸を汚れている部分に直接擦りつけ、ブラシでこする
- シャワーや水で汚れを流す
- 汚れが取れていない箇所は、③〜④を繰り返す
泥や土汚れを落とすために気をつけること
泥や土、砂で汚れてしまったとき、キレイに落とすには以下のことに注意しましょう。
叩くだけでもだいぶ違う
泥を乾燥させて砂の状態にしたら、叩いて付着している砂や土の汚れを落とします。
叩くことで、ある程度の砂を落とすことができ、手洗いするときも汚れが落ちやすくなります。
洗濯機で洗う前に、必ず泥や土の汚れを落とす
泥や砂の汚れは、そのまま洗濯機で洗うと繊維の中に砂が入ってしまい、落ちにくくなってしまいます。
洗濯機で洗う前に、汚れを落とすことがポイントです。
固形石鹸を使う
砂汚れは、洗濯用洗剤よりも、固形石鹸を使うのがおすすめ。
石鹸が砂汚れをかき出してくれ、キレイに落とすことができます。
つけ置きだけでは落ちないことも
泥や砂汚れは、手洗いが鉄則!
つけ置きだけで済ませてしまうと、完全に汚れが落ちない場合があります。
汚れを落としきれずにそのまま洗濯機で洗っても完全にキレイになるとは限りません。
そして、洗濯機で落ちずに残ってしまった汚れは、シミのようになり落ちにくくなってしまいます。
固形石鹸を使って、てもみ洗いするだけで、洗い残しなく汚れを落とすことができます。
作業着や靴をキレイに長持ちさせよう
泥汚れがつきやすい作業着や靴ですが、これくらいならと放置しすぎると色素沈着を起こし濃いシミになってしまいます。
そうなると自宅では落とせない、一生もののシミになってしまうことも。
見た目が悪くなるほか、劣化も早まります。
少し手間はかかりますが、長くキレイに使えるよう泥汚れの落とし方はしっかりマスターしておきたいですね。
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▽靴を洗った後の乾かし方は以下を参考にしてください。
▽色々なシミ汚れの落とし方
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