BUILD

職人のためのライフスタイルメディア

2024/03/01更新

意外と知らない…!コーヒーメニューの種類や違いを簡単解説【コーヒーの基本】

趣味

2020年4月25日公開  2024年3月4日更新
 

コーヒーの種類が多いカフェやレストランに行ったとき、コーヒーメニューを見てその違いをどれくらい知っていますか?

普段、自宅や職場でコーヒーを飲むとき、その種類についてあまり考えないまま飲んでいる人もいるかもしれません。

今回は、コーヒーの基本の種類を紹介します!
 

コーヒーは大きく2種類に分けられる

 
まず、コーヒーは大きく「ドリップコーヒー」と「エスプレッソコーヒー」の2種類に分類されます。

ドリップとは「滴る」という意味を持ち、コーヒー粉にお湯を注ぎ、お湯の重さでコーヒーを抽出する方法です。

コーヒー粉の量や蒸らしによって味わいが大きく変わります。

一方エスプレッソは、専用マシンで圧力をかけて短時間で抽出する方法です。

豆に対して抽出できるコーヒーの量が少なく、旨みや香りがギュッと詰まった濃厚な一杯となります。
 

コーヒーメニューを知る前に知っておきたいミルクの違い

ミルクピッチャー
 
コーヒーメニューの幅を広げる「ミルク」。
このミルクにもさまざまな種類があり、加工方法の違いもあります。
 

ミルクの種類

 

  • 【牛乳】
    一般的な牛乳は、コーヒーによく使われるミルクの一つ。
    風味は豊かで、まろやかな口当たりが特徴です。
     
    脂肪分の違いによって、全脂肪牛乳、低脂肪牛乳、脱脂乳などがあり、味わいや口当たりが異なります。
  •  

  • 【ハーフ&ハーフ(ブレべ)】
    ミルクと生クリームを混ぜたもので、コクがありクリーミーな味わいが特徴です。
     
    コーヒーに加えると、まろやかさと甘さをプラスします。
     
    日本では、ハーフ&ハーフミルクをブレべ(ブラべ)ミルクとも呼びます。
  •  

  • 【豆乳】
    植物性のミルクである豆乳は、乳糖やコレステロールが含まれず、牛乳アレルギーの人やベジタリアンにも人気があります。
     
    牛乳とは違った独特の味わいがあり、さっぱりとした味わいです。
  •  

  • 【アーモンドミルク】
    アーモンドから作られるミルクで、風味が豊かで甘みがあります。
     
    コーヒーに加えると、ナッツの風味がプラスされます。
  •  

  • 【ココナッツミルク】
    ココナッツから作られるミルクで、甘みとコクがあります。
     
    コーヒーに加えると、トロピカルな風味が楽しめます。
  •  

  • 【オートミルク】
    オーツから作られるミルクで、クリーミーで甘みがあります。
     
    コーヒーに加えると、まろやかな風味が広がります。

 

これらのミルクを使うことで、コーヒーの味や風味を変えることができます。
 

ミルクの加工方法

 
ミルクの加工方法は「スチームミルク」と「フォームミルク」の2種類があり、エスプレッソマシンなどのスチームワンドを使用して作られるミルクの加工方法です。
 

  • 【スチームミルク】
    スチームワンドでミルクを加熱・膨らませることで作られます。
     
    泡立てる際にミルク全体を加熱するため、ミルク全体が温かくなります。泡立てた後は、泡がミルク全体に均等に分散します。
     
    味わいはクリーミーでありながらも、泡立てた部分とミルク全体とのバランスが取れています。
  •  

  • 【フォームミルク】
    スチームワンドでミルクを加熱し、泡を立てることに重点を置いて作られます。
     
    泡立てる際には表面だけを加熱し、内部はあまり温めません。そのため、泡とミルクの分離がはっきりしています。
     
    味わいは非常に軽やかで、泡のクリーミーさが際立ちます。

 

どのミルクも、その使い方によって異なる味わいを楽しむことができます。
 

ドリップコーヒーの種類(メニュー)

ブレンドコーヒー

 
ブレンドコーヒーは、その名前の通り、複数の種類の豆をブレンドして淹れたもののことです。
選んだ豆や割合によって個性が出ます。

複数の種類の豆を使うブレンドコーヒーに対して、一種類のみを使って淹れるコーヒーは「ストレートコーヒー」と呼ばれます。
 

アメリカンコーヒー

 
アメリカンコーヒーは、浅く焙煎した豆を使って淹れたコーヒーのこと。

よくアメリカンコーヒーは味が薄いといわれますが、浅く焙煎した豆は苦味が少なく酸味があるからです。

深く焙煎された豆を使用したコーヒーは、色味が濃く、苦味が強くなり、浅く焙煎した豆を使ったコーヒーは、色味が薄く、酸味が強くなります。

また、ドリップコーヒーをお湯で薄めたものも、アメリカンと呼ばれ、名前が似ている「アメリカーノ」とは違うドリンクになります。

ちなみに、アメリカンは和製英語で、アメリカではレギュラーコーヒーになります。
 

カフェオレ

 
ドリップコーヒーにミルクを5:5の割合で入れたものがカフェオレです。

発祥はフランスで、コーヒーの苦味にミルクのまろやかさが加わり、大人だけでなく子どもにも愛される一杯です。
 

エスプレッソコーヒーの種類

エスプレッソ

 
エスプレッソは前述した通り、専用のマシーンで高圧をかけて、抽出したコーヒーのこと。

一杯が30mlほどと少ないですが、濃厚な味わいが楽しめます。

ドリップコーヒーはお湯の圧でゆっくり淹れるのに対し、短時間で抽出することからイタリア語で「急行」を意味するエスプレッソと呼ばれるようになったといわれています。
 

アメリカーノ

 
アメリカーノは、エスプレッソをお湯で薄めたもの。

お湯の量はエスプレッソの2倍ほどで薄められているため、エスプレッソの風味と苦味がありながらも、まろやかで飲みやすいという特徴があります。

エスプレッソの特有の香りや豊かな風味、コクを楽しむことができます。
 

カフェラテ

 
カフェラテは、カフェオレと同じくコーヒーにミルクを2:8の割合で加えたもの。

2つの違いは、ドリップコーヒーに対して同量のミルクを加えたものがカフェオレ、エスプレッソにスチームミルクまたはフォームミルクを1:3〜1:5の割合で加えたものがカフェラテとなります。

カフェオレに比べて使用するミルクの量が多く、濃厚な苦味のあるエスプレッソとミルクのバランスが取れた一杯です。
 

カプチーノ

 
カプチーノは、エスプレッソに温かいスチームミルクと泡立てたフォームミルクを加えたもの。

カフェラテに少し似ていますが、エスプレッソ、スチームミルク、フォームミルクを1:1:1の比率で組み合わせたものがカプチーノです。

エスプレッソとミルクの比率が均等で、表面にはしっかりとした泡が立っています。

カフェラテよりもフォームミルクの量が多めなので、濃厚ですが口当たりが軽く、滑らかな舌触りとなります。
 

カフェマキアート

カフェマキアートは、エスプレッソに少量のミルクを加えたドリンク。

1杯分のエスプレッソに、泡立てたフォームミルクを3:1の割合で浮かべているものが多く、カフェラテに比べて、よりエスプレッソの味わいが楽しめます。
 

カフェモカ

 
カフェモカとは、エスプレッソにチョコレートシロップとミルクを混ぜたドリンク。

カフェモカに、フォームミルクをかけて提供されることもあります。

エスプレッソの濃厚な苦味とチョコレートの甘さがマッチした、リッチで少し大人向けのデザートドリンクとして楽しめます。
 

お気に入りのメニューを見つけよう

 
作り方や見た目が似ていることから、少しややこしく感じるコーヒーの種類ですが、違いを知ればより一層楽しめること間違いなし!

気後れせずに新しいメニューにチャレンジしたり、ミルクの種類を変えてみて、お気に入りの一杯を見つけてみましょう。
 

▽コーヒー豆に関する記事▽



 

▽コーヒーの淹れ方▽



 

▽コーヒーに関するそのほかの記事▽



 
 
Pocket   はてブ   保存

この記事を書いた人

BUILD編集部

BUILDのSNSをフォローして
最新情報をチェックしよう!

のSNSをフォローして
最新情報をチェックしよう!